小樽
久しぶりに札幌への出張でした。
初秋ではあるが、日中はまだ秋の気配はない。
と言うより、暑かったこの夏の余韻が
この町のあった。
北の町を歩く人は、夏と秋のたにないる。
道歩く人の装いも、夏物あり秋物ありである。
でも、あと10日もすれば、木々にも風にも
そして道歩く人にも、肌寂しい秋が訪れることであろう。
仕事の翌日、15日は「敬老の日」で休日。
小樽に住んでいる妹のところに遊びにいった。
約一年半ぶりの小樽である。
前回も出張のあまった時間を利用して行ったのであるが
大雪であった。1.5メートルもの雪の壁が道の
両側に積み上げられていた。
北海道の冬の生活の大変さを感じたが、そこで
生活をしている人にとっては、不便であろうが
それが生活の一部となっている。
小樽について、妹の家で一休み。
その後市内を散策し観光客で賑わう小樽を楽しんだ。
スキー場のある天狗山にもいって。
小樽を代表する天狗山スキー場であるが、
シーズンオッフは、市内を一望する展望台である。
標高532メートルから見る小樽市内とキラキラと光りながら
広がる日本海の雄大なパノラマは言葉にはならない。
その天狗山は、天狗山祭で賑わっていた。地もとの人達に
観光客が加わった一大イベントである。
そんの祭りの会場で、妹の娘に出会った。
朝から祭りの手伝いに来ていたのだという。
「ハタテ」や「イカ」を焼いて、祭りを
見に来た人に売っていたのだという。
ボランティアであるが、結構本気でやっていたようである。
私から見ると姪である。名前は「渡辺 欄」20歳。
専門学校に行っているが、来年の春には社会人になる。
美人で活動的な娘であるが、どこかに小樽人の素朴さが
あって、現代のわけの分からない女達とは違っていた。
天狗山神社で、絵馬を買い願い事を書こうと
考えていたら、姪が来て「商売繁盛」が良いとか
「お金が儲かるように」といろいろ言ってくれた。
結局「商売繁盛」を書き納めた。
お賽銭は、ポケットにあった小銭全部を供えようと
したら、そんなにやったら「もったいない」と大声、
なんと、さっき願い事をいっぱい書くようにと言った
「渡辺 欄」姪である。
少ないお賽銭で、多くのご利益とは、神様も困った
事だろう。
私は、ポケットにあった小銭全部を神様にお供えし、
姪の言葉にお許しを頂き天狗山を後にした。
小樽は旅情あふれる、静かな町であった。
姪の「欄」も今度行くときは社会人になっている。
小樽の風に秋を感じた。 及川