【#64】 ちょっと良い話

私の名前由来

私は自分の名前がとても好きなんです。
小さい時 父に自分の名前の由来を
聞くのがとても好きでした。
何回も何回も父に尋ねては聞き 尋ねては聞きをした。
自分の名前を、こんな思い出で「命名」してくれたのか
と思うと、父の優しさを感じたり、父の子供に対する
良い子に育って欲しいと言う気持ちが痛いほどわかった。
本当に父を誇らしく思った。
私の名前は「及川秀悟」である。
この名前には、こんな父の思いがあった。

父が尋常高等小学校の頃、何時もクラスで一番
村で一番の人がいた。
父も結構優秀な方ではあったが。その人にはかなわなかった。
あるとき、そろばんの県大会があって、水沢から2人
参加した。それも佐倉河尋常高等小学校からである。
父ともう一人であった。
大会の成績は、父は2位で一緒に行った級友が一位であった。
父はそれ以来 同級生ではあったが その人を尊敬するようになった。
尋常小学校を卒業後、彼は中学に進み、父は家が貧乏でしたから、
そのまま働きにでた。

父はどうしても勉強で勝てなかった 級友の名前を頂いて
私の名前にした。
その父の級友の名は「及川秀吾」であり、私は「及川秀悟」
である。
父の期待に応えられないの自分は情けないが こんな立派な名前を
つけてくれた父に 心から尊敬し感謝している。
私はこの名前に恥じないように生きたいし、この名前を誇りに
思っている。
自分の名前に誇りを持つ、自分の名前に恥じない。
それは、自分を産み育て 名前を付けてくれた 両親に対する 最小限の親孝行
ではないだろうか。