【#137】 西郷隆盛と二宮尊徳

正月に2冊の本を読んだ。
一冊は「西郷隆盛言志録」、もう一冊は「二宮尊徳夜話」
です。どちらの内容も、実際に語られたものであり
書き記されたものいである。
読んで思うことは、大きな「志」が人間の器を大きくするという事であり、天の理に添った生き方、ものの考え方
如何に大事であるかを改めて知らされました。
自分の利の為に生きるは、必ず天の法則によって
身を滅ばし、利他に生きるは必ず天の恵みがある。
これが二宮尊徳の教えである。
「人道」に生き「天道に委ねる」生き方が
人間の誠の生き方であると言っているのだと
受け止めた。
また、「至誠」に生きた西郷隆盛の人間的大きさと、仁の
厚さをを感じた。誠ほど強いものはなく、誠ほど人を
引きつけるのものはない。
2冊の本はこの正月を更に良い正月にしてくれた。
                   及川秀悟。