【#173】 鈴木宗男議員の報道あり方

今、テレビを見ると鈴木宗男議員のニュースばかり
である。ムネオハウスに関わる疑惑やODAの外務省利権である。
この事件については、論ずるまでもなく日本政治のもっとも
暗部の部分であり、脈々と続く利権構造の氷山一角である。
私は鈴木宗男のような議員がいるから政治家は悪、信用できない
政治家は汚いと日本人は思うのだと思う。
今回のこの事件を扱うマスコミのあり方も問題である。
徹底追求するのはよいが、その扱いがワイドショー的であり
週刊誌的であり、何が本当か何が真実かがわからない。
ただ視聴率を上げる為に、ドラマ風に解説したり、
面白可笑しく映像を作りあげているのである。
中には、「鈴木宗男は極貧の農家に育った」といって
生家を写しているテレビもあった。
私はこれを見て、なぜんこんな事まで放送するのか
と腹がたった。
「極貧だから悪いんだ。」「極貧だったから品性が悪い」と
言わんばかりの内容である。
このことと「ムネヲハウス」は関係ないし、外務省問題とも
関係ない。ことの本質以外の報道に報道の恐ろしさと
いいかげんさに、マスコミの横暴を感じるのである。
鈴木宗男を称えるつもりはないし、悪いことは悪い。こんな
政治家は辞職してもらいたい。
ただ、極貧といわれる環境から、志を抱いて政治家を目指し政治家
になったのは偉いと思う。今の若者たちに見習ってほしい。
マスコミよ事の本質を曲げ、一が悪ければ全部悪いような
報道は止めよ。また人間には触れてほしくない過去だって
あるんだ。その事が事件や疑惑と関係ないのなら
プライバシーは暴かないことだよ。
自分たちの報道の自由や表現の自由を少しでも
妨害されると大騒ぎするマスコミも、他人のプライバシー
を侵害することには平気であることに気づくべきである。
                   及川