お香は、東南アジアの特定地域に産する香木を始め、東洋の漢方生薬を原料として調合された自然の薫りです。白檀、桂皮、丁字、檜木、松、杉、など草木の放つ薫りは、虫などを寄せ付けず、空気中の雑菌を浄化する役割を果たしています。その歴史は、はるか遠く古代インドにまでさかのぼるといわれます。日本では一休禅師が香の十徳を説き、汚れを取り除き心を清め、寝覚めを良くするとなどの効用があると言われます。お香の深く安定した爽やかな薫りは、心を癒します。 及川