日本人の「平和観」は国際社会と大きく違っていると思う。
我々は、日本国憲法を「平和憲法」と言っているが、
何故日本人は「日本国憲法」を「平和憲法」と言うかと
言えば、戦争放棄を謳っているからであろ。
世界の中で戦争放棄を謳った憲法は日本ぐらいであろう。
それはそれで素晴らしい事である。
しかし、戦争放棄をいくら日本だけ憲法で定めても、
国際紛争や国家間紛争には何の役にもたたないである。
相手国にも憲法があり、自国を守る事を謳っているのですから。
相手国が自国を守るために、または国家間の政治的問題を武力で
解決しようとして、交戦権を発動したなら、平和憲法だけでは
これを防ぐ事ができない。
国家として紛争を平和的に解決する事は大事であるが、
相手国が戦争を仕掛けてしたら、主権国家として
国民を守り国家を守るためには、
これに応じなければならない。
政府は国家を守り国民を守れて始めて
「平和」を保持できるのであり、国民は国家の安全と平和があって自分の
幸せがあるのであって、国家の平和が脅かされて個人の平和がないことを
知るべきである。中東や旧ソビエト連邦の国々、パレスチナやイスラエル
、アフガニスタンは平和とは何か、国家とは何かを我々に
教えているのです。日本人はこれらの国々から平和を学ぶべきである。
【#219】 平和
- 2002年5月10日
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