【#234】 いろは唄

5月29日「香道」の稽古の日であった。
月に一回であるが、この日は私の楽しみの日である。
「玄冬学舎」での香道の稽古は、私にとって
心が磨かれ、命の清浄でもある。
静寂な幽玄世界で、静かに五感で香を聞き、
心静かに証歌を心読み、その根源を問う。
この度の証歌は弘法大師の「いろは唄」であった。
そして聞法は「香を聞き、いろは唄に想いをはせ、
人生を観ずる。」である。
六国五味の香木の馨に自分の人生を聞き
その浅薄に恥をしり、素直な自分を知る。
伊達宗匠の朗々と読まれる「空海」の思想に
心打たれる。
「行行として円寂に至り
 去去として源初に入る
 三界は客舎の如し
 一心はこれ本居なり」
        空海