【#236】 木村弓さんの「銀のしずく」

香の会の伊達宗匠先生の紹介で
声楽家の木村弓さんCDを買った。本当に感動した。
声が清流の流れのように、澄み渡った青空のように
創造的な覚醒を深めるような響きである。
ゆっくりと時間が流れ、一本の絹の糸のような歌に
心が安らぎ、心が癒される。
木村弓さんのどの歌にも、神がいて祈りがある。
時間があり空間がある。聞くものに感動を
与える。
こんな歌に出会った事がない。「銀のしずく」もいい。
「赤い花、白い花」もいい。一番好きなのが「いろはうた」
である。弘法大師が書いたと言われる「いろはうた」の詩歌に
木村さんが作曲し木村さんが歌う。
弘法大師が世の無常を詠ったのであるが、人間の世の無常観が
深く深く響きわたる。涙が湧き出る感動である。   及川