【#238】 一人の人間

金曜日、土曜日と暑い東京の町を歩いた。
もちろん仕事であるが。
どうしてこれほど人間がいるのだろ。
電車に乗っても、道路を歩いても、地下鉄に乗っても
地下道を歩いても、駅も、交差点も、デパートの中も
居酒屋も、何処に行っても
人、人、人、である。どこに向かって歩いているのであろうか。
とにかく次から次へと出てくる人間の数。
さすが世界の東京を感じる。
この人達は皆んな一人一人顔が違うように
考えも異なる。
想いも異なる
思いも異なる
学歴も異なる
性格も異なる
志も異なる
出身地も異なる
知識の量も異なる
特技も異なる
専門も異なる
支持政党も異なる
主義も異なる
意識レベルも異なる
思想も異なる
2人と同質の人はいないのである。
みんな一人一人、人格をもった、自分をもった
人達である。
でも、マスコミが何かあるときは「一般大衆」と
ひとくくりで呼ぶ。
政治家は「国民の皆さんは」と自分達の意見が
国民全部から支持されているように言う。
都合が良いよな。