昨日から高知に出張した。もちろん仕事です。
仕事を終え、夜の高知の商店街を歩いてみたが
何処の商店街を歩いて同じ事だが
シャッターの閉まった夜の商店街の主役は、中学生、高校生である事です。
高知の商店街の主役もやはり、髪を茶色に染めたり
制服のままタバコを吸ったり、化粧した不良少年少女で
賑わっていた。シャッターの閉まった店の前に
円陣を組んで座るグループ、地べたにパンツ丸出しで
座っている少女の群れ、流行はずれのルーズソックスを履き、
それも洗濯もしていないような汚れきものをだ。
一瞬これが高知かと疑った。
地べたに座って下手な唄を歌っている連中もいたが
まだマシなほうであった。
この子達には常識もなければ恥じらいもない。まだ、倫理も道徳観の
欠片もないのであろうか。
目的もなければ目標もない。ましてや学生である事の
意識すらないのであろう。今の瞬間さえ楽しければ
いいだけの今を過ごしている。人生なんての感覚は
ないであろう。本当に惨めに見えた。可愛そうにに思った。
衣食と足りて礼節をしる、と言う言葉があるが
この子供達は、衣食を足りて礼節を失ったのである。
世界一豊かな国の、世界一精神を失った、心の崩壊を起こした
子供達なのである。
国が貧しくて生きる為に、食う為に非行を起こす発展途上国の子供達が
いる事はわかる。また、そうした国は多い。
しかし、この日本は今や経済的に世界一豊かな国なのである。
こんな国誰がした。こんな子供に誰がした。
この子達もやがては大人になるのだ。日本国の大人になり
日本国の親達になるのだ。
日本に未来がないのではないかと思った一瞬でした。
【#243】 こんな子供に誰がした。
- 2002年6月13日
- 今日の一言
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