秋は俳句を嗜むのに良い季節である。
私は俳句を詠む事はできないのですが、観賞する事は好きである。
秋を詠んだ俳句。
文月や 硯にうつす 星の影。 正岡子規
秋深き 隣は何を する人ぞ。 芭蕉
身にしむや 亡き妻の櫛を 閨に踏。 蕪村
刈株の うしの水や 秋日和。 一茶
名月や 池をめぐりて 夜もすがら。 芭蕉
名月や 畳の上に 松の影。 其角
みをつくし 遥々つづき 秋の海。 高浜虚子
秋は月もよし、花もよし 人影のない海もまたよし。
また山々を歩くもよし。空の青さもまた良しである。