【#314】 昨日読んだ本の一章から。

今日はさえない一日なんです。
何故かって。分からないんです。
まっ、こんな日もあるさ。
明日は猛烈に生きよう。
昨日読んだ本にこんな事が書いてあった。

「私しは 裕福な家に生まれて 幸福であった。
愚かなる者は 自ら老いる身でありながら、
かつ未だ老いを免れぬ事を知らないのに、他人の老いたるを見ては
己の事はうち忘れていと嫌う。
考えてみれば 私も老いたる身である、老いたる事を
免れぬ事はできない。それなのに 他人の老いたるを見て
いと嫌うのは 私にとって あい相応しい事ではない。
私は、そのように考えた時、あらゆる青春の誇りを
ことごとく断たれてしまった。
愚かなる者は自ら病むみであり 病を免れぬ事ができないのに
、他人の病めるのを見て 己を忘れていと嫌う。
考えてみると、私はもまた病まねばならぬ。病を免れる事は
できない。
それなのに、他人の病めるを見て いと嫌うのは、私にとって
あい相応しいことではない。
私は、そのように考えた時、私の健康の誇りをことごとく
断たれてしまった。
私は更に思った。
愚かな人々は、自ら死する身であり、死することを免れないのに
、他の死せる者を見ると 己を忘れていと嫌う。
考えてみると、私もまた死ぬ身である。死ぬ事を免れる事はできない。
それなのに、他の人の死せるを見て忌嫌うと言う事は、これは
私にとってあい相応しいことではない。
私は、そのように考えた時 私の生存の驕りを
ことごとく断たれてしまった。」
                       釈迦「増支部経典」