今、家庭の教育力の崩壊が言われてますが、
家庭教育の崩壊は、今日急に起きたのもではないのです。
今から30年以上前に流行った言葉に、「家付き、カー付き、ババ抜
き」というのがありましたが、もうこの時代から家庭の教育力
は低下が始まっていたのです。
文化的生活、明るい家庭は「一軒家の持ち家があって、自家用車が
あって、年寄りがいない家。」だったです。要するに両親やお年寄り
先祖の疎外なのです。
一つの流行がにもなったのです。
また低俗番組と言われながら子供に人気のあった
「ドリフターズ」のあの番組のように、物を壊す、人を殴るける
親を殴る、食べ物を粗末にする、乱暴な言葉を吐く見て育った
子供達も今は我が子を持ち親になっているのである。
あれから30年。
あの時代子供だった人たちが大人になり、やっている事は
親を粗末にし金の為には殺す事も平気である。他人の迷惑など
全く考えない。自分がよければそれでよいのである。
そしてその親から産まれた子供は、倫理道徳観に欠け
親が祖父母にやった事と同じように、自分の親を粗末にする。
乱暴な言葉は当たり前の社会である。
この様は事の責任は誰にあるだろうか。
私はその大きな責任の一端は、マスコミ業界にあると思っている。
視聴率さえ上がれば、社会的有害な番組でも平気である。
本の出版部数さえ伸びれば、ヘアーヌードだろうが、
プライバシー侵害だろうがかまいやなしである。報道の自由、表現の
自由の名の下に。この様な事が、知らず知らずのうちに子供の心を蝕み
社会全体を蝕んでいくのである。
今日の日本社会のモラルハザードは、マスコミが作り上げた
ものであるのではないか、とさえ思うのである。
今からでも遅くない。
子供に正しい社会を教えて行く事。
個人の自由と社会への責任を教える事。
挨拶、返事、礼儀、社会道徳の大切さを教える事。
有害テレビ番組は見せない事。子供は有害であるかどうかの
判断ができないのです。
家庭の教育力はこの様な事から実行したらよい。
【#477】 家庭の教育力
- 2003年5月15日
- 今日の一言
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