【#513】 12歳の少年事件に思う。

長崎の12歳少年による4歳児殺害事件は、日本中に
大きな衝撃を与えた。毎日マスコミを賑わしている。
事件の背景や、少年の家庭環境、少年の日常の動向など
事件の原因と思われる事を、医療心理学者やジャーナリスト
らが、毎日のようにテレビのワイドショー番組で
もっともらしく話している。
私は12歳の少年の犯罪はあまりにも悲しい事件である
と思っている。12歳の少年が犯罪を重ねる、自分より
弱い者を殺害するという事が、12歳の少年の心中で
何によって引き起こされたのであろうか。
多分この少年は今は反省しているのであろう。
犯行を重ねているうちは、自分が何故こんなことしているか
分からないまま事件を起こしていたのではないだろうか。
自分でやっている犯行を犯罪と自覚できない、また自分で自分を
コントロールできない、自分で自分が分からない
そんな中での犯行であったのではないかな。
誰かを恨み嫉んだ犯行とは思えないし
社会を混乱させる目的でもない。
自分では自覚できない、心の中に潜んでいたもって行き場のない
何かが行動にでたのであろう。
この事はこの14歳の少年のだけに存在したのではなく、
我々の日常の中に誰もが持っている、現代社会の病ではないだろうか。
個人の自由や人権が優先され、社会規範、躾、倫理観、社会のルール
が崩壊して、日本社会が箍の外れた社会なり、その中で育つ
子供達は、社会の矛盾と自己の矛盾を埋められないで
いる。それが心の中に潜むもって行き場のない何かになっている
と思うのです。
この事件が長崎の一地方の問題ではなく、我々の問題として
考えるべき事である。