企業の業績が回復し株価も上がってきたと言うが、
中小企業や一般庶民にはその実感がないし、
かえって年々生活は苦しくなっていると思うのである。
今の企業の業績回復は、大手企業のリストラ(人員整理)による
コスト削減と輸出好調によるものであって、国内消費の伸びや
国民所得の向上によるものではない。
本来、企業業績が国内消費の好調によってもたらされる
ものなら本物であると思うんですが、国内消費低迷
、国民の収入の減少の状況で、企業のリストラと輸出に支えられた
景気感プラスというのは、マスコミや役人の言う事であって
国民には嘘としか聞こえてこないのである。
失業率も5.1%と依然高い。マスコミは失業率改善
等と報じるが、それはついこの間までの5,5%に比べてである。
依然として5%以上という高失業率である。
よく大阪に行くのであるが、大阪の何処に行っても
川べりにはあの青いテントずらりと並んでいる。
ホームレスのテントである。大阪市役所の前の淀屋橋周辺にも
青テントは多いし、この間は大阪市役所のあの立派な冷房の
効いた待合室の中に、ホームレスが数人異臭を漂わせながら
残飯の食事をしたり、ペットボトルに水を補充していた。
これが経済大国日本であるかと思うと、ただ経済力だけを
誇る日本の矛盾が見える。企業業績の回復の陰に
リストラ、倒産、生活苦で自殺したり、ホームレスになる人が
多い事を政府に知って欲しいものである。
今国会開会中であるが、生活苦や失業して働きたくても
働けない生活者の救済の処置を考え欲しいものである。
国が豊かになる事は良い事である。それはただ経済力でだけではなく
精神的にも豊かでなければならないし、社会の底辺にいる人も
その豊かさを享受できなければならない。
それが成熟国家日本のこれからではないか。
リストラだけの企業業績回復手法で良いのだろうか。
【#557】 景気回復報道に思う。
- 2003年10月2日
- 今日の一言
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【#556】 秋だな。