東京から広島に戻る羽田空港での事。
空港のエントランスは修学旅行の生徒でごった返していた。
これから帰るのであろう。
先生と旅行社の添乗員がいろいろと注意事項を説明していた。
あの広いエントランスが学生の声、拡声器で説明する
先生、添乗員。通行人には迷惑極まりない。
その先生と添乗員の注意事項を聞く生徒の姿が
また酷い。
説明者に背を向けて私語をする生徒。先生の話など
全く聞く気がない。飲み物をのみながら顔だけ先生の
方を向けている生徒。下を向いて何かを食べている
生徒。とても高校生の修学旅行とは思えない。
一番酷いのは、そんな生徒を見ても注意しない先生。
生徒が生徒なら先生も先生である。
この両者にはお互いの立場の尊重も信頼も先生に対する尊敬もない。
単なる烏合集団である。先生は先生としての威厳と指導力を
持ってもらいもであるが、先生にはそんなプライド、意識はない。
これが今の日本の学生の姿であると思うと
寂しいばかりである。
修学旅行は生徒の見聞や社会知識を広め、集団行動を通して
規律や社会秩序、協調性を体得すのが目的であるはずだが、
そんな事はそっちのけで、ただ行事をこなすだけの
修学旅行になっているのである。
や
【#583】 羽田空港で
- 2003年11月17日
- 今日の一言
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