【#600】 家庭の教育力

我が子を立派な人間に育てたくないと思う親はいない。
我が子が人の為に役に立つ働きをして欲しくない親はいないだろう。
親であれば誰でも、我が子は立派な大人になって欲しいし、人の為に
役立つ人間になって欲しいと願うものです。そのために、親は
の無償の愛を持って子供の成長の為に犠牲を払うのです。
でも、その為に何が必要で何が大事かまで考えている人は
少ないのではないか。
ただ立派になって欲しい、人の為に役立つ人になって欲しい
だけではなかなかそうにはならない。
立派な人間、人の為に役立つ人間に我が子がなって欲しければ
親がそれに相応しい教育をしなければならないのです。
それは学校の教育とは別に、親でなければできない教育である。
子供が小さい時は本を読んであげるとか、友達と仲良くする事の
大切さ、人へ親切にする事など。
大きくなったら社会とは何か、社会で大切な事、責任とは
義務とはをしっかり教える事が大切である。また「志」や
「目標」の持つ事がどんなに立派な事かを
子供のうちに教える事は、子供の成長の大きな肥やしなると思う。
特に社会生活で大切な礼儀、挨拶、返事などご当たり前の事が
社会ではどんなに大切なことかをしっかり教える。
今家庭では礼儀、挨拶、返事のしかたなどを子供に教えなくなった。
「履物をそろえつ事は心をそろえる事」という標語を見たが、
この履物をそろえる事も立派な教育である。
このような事を一つ一つ教える事が、親の子供にする教育であり
責任もである。
立派な人間、人の為に役立つ人間に育てるにはこのような
家庭の教育力が必要なのであると思う。