【#605】 忘れてはならない。

私の今年一番のニュースはやはり拉致問題が
解決しない事である。昨年は拉致被害者5人が帰ってきた
事が大きなニュースだった。
そして今年は家族も帰国できるという大きな期待があったが、
期待に反し拉致問題は一向に進展しない。
北朝鮮の恫喝や核ミサイルの脅迫に怖気ついたのか
日本外交の脆弱さなのか、北朝鮮に毅然とした
態度を取らない日本政府と外務省である。北朝鮮に甘く
見られてもしょうがない。故に拉致問題は進展しないのである。
「拉致はテロである」は国際的な常識であるが、日本の
外務省や野党の国会議員にはその認識がない。
テロにやられても「話し合いで解決をする。」とか
「北朝鮮を刺激しないような配慮が必要」などと
訳の分からない事をいう国会議員がいるが、平和ボケの
脳みそが腐り、国家の危機にその認識は全くなく、
国民に対する国会議員としての責任感など全くない。
テレビのバラエティー番組に出てタレント顔負けの
国会議員がいたが、テレビでの演技力は抜群であったが
、国家観や国家の危機に対する認識のなさ、政治家としての
見識の低さも一流であった。
拉致問題が解決する事は、政治の「国民の安全を守る。」
という最も重要な国民に対する責任である。
12月27日も広島で「北朝鮮に拉致された日本人を救う市民の
会」が開かれた。有森恵子さんのご両親が訴えていましたが
胸が痛いばかりである。
今年も終わろうとしている。北朝鮮に拉致された人達が、
北朝鮮で厳しい正月を迎える現実がある事を
日本人は忘れてはならない。