最近若者の間で、「近頃の大人は…」というのがあるらしい。
「今時の若者は…」とか「近頃の若者は…」という言葉は
江戸時代からあって、大人社会から見える若者たちへの
もの足りなさと期待を込めた言葉であった。
この「近頃の若者は…」は今日でもよく使われている。
ところが今時の若者の使う「近頃の大人は…」という言葉は、
若者世代から見える大人社会への批判と失望から出てきたのであろう。
「近頃の大人は電車の中でも平気で携帯電話をする」
「居酒屋で大声で話しているのは大体オジンだ。迷惑極まりない」
「今の大人には一所懸命さがない。愚痴ばかりだ」
最近の大人社会にあまりにも愚痴が多いのは確かである。
景気が悪い、給料が悪い、
会社が悪い、社会が悪い、
政府が悪い、世の中が悪い、
挙句の果てには、女房が悪い、子供が悪い、
の悪い悪いばかりである。
しかし、その悪いの中に「自分が悪い」がないのである。
これが「近頃の大人は…」かな?