田中真紀子議員の娘の「プライバシー侵害」記事の出版禁止
仮処分の裁判で、東京高裁は東京地裁の出版禁止の決定を取り消した。
3月16日の東京地裁の決定から僅か半月で
裁判所の決定が取り消されるのですから、裁判所の判断も
何が真実で、何が真実でないか我々には分からない。
裁判って本当にいい加減なものだと思うのである。
週刊文春の記事が「表現の自由」が優先されるか「個人の
プライバシーの保護」が優先されるかの裁判所の判断であるが、
今回は「表現の自由」の方が認められたわけである。
確かに表現の自由は大切であるが、その表現の自由が個人の
人権、プライバシーの侵害、名誉を誹謗中傷する事は許されない。
不倫、既婚、金、SEX、密会、政治家の不貞、など等
巷の週刊誌を読んでいると、多くはこの類の記事が多い。
あの誹謗中傷の記事が何故表現の自由なのか、公共性があるのか。
理解に苦しむのである。
「表現の自由」が民主主義の根幹であるならば、「基本的人権」や
「個人のプライバシーの保護」も民主主義国家の
根幹であるはずだ。その人権やプライバシーが「表現の自由」
に押しつぶされては、民主主義の危機であると思うのである。
マスコミは「言論と表現の自由」を金科玉条の如く言うが、
これを間違って使われたら「気違いに刃物である」。
市民は安心して眠れたものではない。
今のマスコミは捏造記事やでっち上げ記事を平気で
書く。テレビ番組も「やらせが」多いというが
これもマスコミが言う「言論と表現の自由」なのであろうか。
【#666】 表現の自由と個人のプライバシー
- 2004年4月1日
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