【#690】 三菱ふそう事件に思う。

大手企業、特に名門企業といわれる会社は
何も無い時は名門の名の通り、企業として悠々とし
我々中小企業からみると雲の上の存在である。そこで働く社員も
名門の冠に誇りと自信が漲っている。
ビジネスマンからは憧れである。しかし、ひとたび問題が起こると
この名門企業は、トップから揺らぎ揺らぐ。
三菱ブランドの「三菱ふそうトラック・バス」も正にそうである。

横浜市での母子死傷したタイヤ脱落事故も、平成11年の中国JRバス
のタイヤ脱落事故も、三菱ふそうのトップが知っていて隠蔽し、
挙句は運輸省と中国JRバス、警察に嘘の報告である。
人の生命身体の安全より、企業の利益、ブランドを優先し、
経営者のメンツのために事故原因を知っていながら隠蔽し、
その責任をバス会社や整備会社のせいにする。
何とも酷い企業犯罪である。 これが名門企業といわれる
会社の実態である。雪印もそうであった。雪印グループは
食中毒を出しながら、一方で子会社が輸入牛肉偽装事件を
起こしていた。そして雪印ブランドを消滅させたが、
三菱ふそうも同じような事である。

名門企業の社長は、中小企業の社長と違って、サラリーマン社長であ
る。会社が潰れても自分の財産にはなくなることは無いし、
よほど酷いことをしなければ退職後の責任は問われない。
自分が社長でいる間に事件、事故が起きなければ、多額の退職金
を貰って勇退である。名誉職で業界、経済界の重鎮となる。
名門企業の社長は、会社に対して重い責任感を持っていないのである。

三菱ふそうの事件は、平成9年には法律で禁じられている
総会屋への利益供与をしたり、平成12年にはリコールを逃れる為に
クレームを隠蔽した。平成11年に中国JRバス事故の原因隠蔽
と犯罪を繰り返してきた前科者の企業犯罪である。

三菱ふそうには企業倫理も道徳もない。また経営者は人格欠陥的者で
あるとしか言いようが無い。
企業は社員や商品の欠陥が会社を潰すのではない。
経営者の無能無責任が会社を潰すのである、事を物語っている。