【#774】 天動説と他動説

「今の小学生は天動説」という産経新聞の記事を読んでびっくり。
今から500年以上も前に天動説はコペルニクスやガリレオによって
ひっくりかえって地動説になったのである。
地球は太陽を中心にして回っているという説である。
いまやこれは地球に住む人間の常識であり、世界の常識でると思っていたが、
日本の小学生では、地球を中止に太陽が回っていると思っている
生徒が40%もいるというのいである。なんともびっくりした話では
ないか。また太陽の沈む方向がわからない子供も35%もいる。
太陽は東から昇り西に沈む、私が子供のころは誰でも知っていた事が
今の子供が知らないのである。
これは今の学習指導要領に問題がある事ははっきりしている。
平成14年からの「ゆとり教育」の今の学習指導要領は、
円周率を3(実際は3,1414)と教えたり、
台形の面積の出し方は教えなくても良いといったり、理科だって
地球から見た太陽や月、星の観測を重視する教育をする事なっている。
だから子供達が天動説を当たり前と思っても不思議はない。
「ゆとり教育」の結果が天動説なのである。
人間関係も自分を中心にした親子関係、友人関係、社会との関係であり
社会と自分の関係ではないのである。
要するに人間関係は自分中心の「他動説」なのである。
だから自分が思うようにならないと、他人を抹殺するのである。
「天動説」と「他動説」。これは非常に密接な関係がありそうだ。
そしてこの「両動説」は少年犯罪と深いかかわりがありそうだ。