もうすぐ3月。
三月は卒業式の季節である。卒業式は桜の開花
便りとともにやってくるのである。
私も43年前に小学校、40年前に中学校、37年前に高校
32年前に大学と卒業式は4回あったが、遠い昔のセピア色
の写真のような思い出である。
小学生も中学生も高校生の時も、当時は学級崩壊はないし
校内暴力もなかった。教室にテレビもないし校庭にサッカーの
ゴールもなかった。校庭にあったのはブランコと野球のバックネット
ぐらいのものであったように思う。
卒業式だって今のように荒れたりする事はない。
先生は正装、男子生徒は詰襟の学生服、女生徒はセーラー服で
整然と並び、挨拶に立たれる来賓や、在校生の送辞、
卒業生の答辞には、1回ごとに立ち礼をする。
そして送辞、答辞に誰彼となく
すすり泣くが聞こえたものであった。
そして最後に卒業生が先生(恩師)への感謝を込めて
「仰げば尊し」を歌うのでした。
小学唱歌
仰げば尊し わが師の恩
教えの庭にも はや いくとせ
思えば いと疾 この年月
いまこそ わかれめ いざさらば
互いに むつみし 日ごろの恩
わかるる後にも やよ わするな
身を立て 名をあげ やよはげめよ
いまこそ わかれめ いざさらば
朝ゆう なれにし まなびの窓
ほたるのともしび つむ白雪
わするる まぞなき ゆくとし月
いまこそ わかれめ いざさらば
なんとも心打たれる感慨深い情緒あふれる歌であろう。
現代の子供達にも卒業式に歌ってもらいたいものである。
きっと卒業する生徒の心に染み入るものがある。