教育基本法の改正案の中で、「愛国心」ということが、自民
党と公明党の間で問題になり、本国会への改正案の提出を
見送る事となった。
「愛国心」という文言に、公明党が嫌悪感を示し反対して
いる為に、連立与党間の意見がまとまらない、と言った方が
正しい。
「自国を愛する心を持つ」ということは、世界隅々のどんな
国々に行っても、共通した国民的な意識ではないだろうか。
私達は一人では生きられないし、自分以上に大切な誰かを、
何かを持っています。
それが親であったり、家族であったり、恋人であったり、
その人の為になら自らの生命の危険を顧みず守ろうとする
心を持っています。
それは「自分の為だけではなく、その人の為」という高い
価値観からしか生まれてこない心だと思います。
ただ「自分の為だけに生きる」という心からは、決して
生まれてきません。
その「自分の為だけではなく、誰かの為」の一番崇高な心の
在り方が「愛国心」だと思うのです。
自分がこの日本という国に生まれたことの偶然と、必然と、
神秘に喜びを感じる心は、人間成長に欠くことが出来ません。
この喜びこそが「愛国心」ではないでしょうか。
今の日本社会で、この「誰かの為」、全く失われています。
それを取り戻す為にも、教育基本法の中に「国を愛する心を
育む」ということが謳われるのは大事な事ではないだろうか。