【#929】 会社は社員一人一人成り立っている。

大きな事件や問題と言うのは、大体一人の人間から起きる。
今回のJRの事故も、一人の運転手のスピードオーバーで
おきたが、問題はJR西日本全体の問題となり、経営トップの
責任の問題となった。多くの犠牲者と多くの怪我人を出した
事故の原因は、運転手にプレッシャーを与えた日勤教育が悪いとか
過密ダイヤが事故の原因と言われたり、利益第一主義が
安全を怠った事が事故の原因となったと言われたりもしている。
然し、それらは事故の遠因かもしれないが直接の原因ではない。
もしそれらが直接の原因であるならば、JR西日本の数万人の
社員が毎日事故を起こしていなければならない事になる。
直接の原因は、一人の運転手がスピードを出しすぎた事にある。
その運転手が運転手として適正であったかどうかの判断責任は
JRの人事担当者にある。

平成12年の雪印事件もそうである。食中毒事件は発覚してから
対応までの時間がかかり、大変な事件となったのである。
ここでもやはり一人の人間の現場での判断ミスが、会社の致命傷
となったのである。この時も企業体質が良くないとか、消費者無視、
利益優先のだの大企業の驕りだのと言われたが
一人の工場責任者の判断ミスが直接の原因であって、その他の
事は遠因ではあると思います。やはり一人の人間の行いが
大きな事件へと発展するのです。

組織は多くの社員の集まりであって、数万人の組織だろうが
数十人の組織だろうが、社員一人一人が仕事を行なっているので
あり、その中の一人が事件や事故を起こすと、組織全体の責任が
言われる。事件と関係ない部署の人でもその件による社会からの
批判を帯びる事になるのである。

会社は社員一人一人の仕事で成り立っている。
だから一人一人が最善の注意をしながら仕事をしなければ
ならないのである。