先日の「お香の会」のテーマは「種田山頭火」でした。
大正15年4月、解くすべもない惑いを背負うて
行乞流転の旅に出た。
「分け入っても 分け入っても 青い山」
今から30年以上も前に「山頭火」と初めて出会った
時の詩でした。感動しましたね。
放浪こそが自分の生き方、その放浪の旅は「行乞流転の旅」。それが
山頭火の生き方であり、その生きたかそのものが「山頭火」の
詩であると思うのです。
「どうしょうもない わたしが あるいている。」
山頭火は歩きに歩き その日一日をようやく生きる、その
繰り返しの中で 自分を客観的に見つめる。そんな詩が
山頭火には多い。
「松はみな 枝垂れて 南無観世音」
山林独住の生活のなかで、寂しさから生まれた詩であろう。
「青葉わけてゆく 良寛さまも 行かしたろ」
毎月一回の「お香の会」である。伊達宗匠と小野沢先生
とのこの会も5年になる。休む事もなく、何時も3人での
「お香の会」は
都会の喧騒の中で疲れた体と心を癒してくれるのである。
来月は「道元」がテーマなそうだ。