【#959】 種田山頭火

先日の「お香の会」のテーマは「種田山頭火」でした。

大正15年4月、解くすべもない惑いを背負うて
行乞流転の旅に出た。

「分け入っても 分け入っても 青い山」

今から30年以上も前に「山頭火」と初めて出会った
時の詩でした。感動しましたね。
放浪こそが自分の生き方、その放浪の旅は「行乞流転の旅」。それが
山頭火の生き方であり、その生きたかそのものが「山頭火」の
詩であると思うのです。

「どうしょうもない わたしが あるいている。」

山頭火は歩きに歩き その日一日をようやく生きる、その
繰り返しの中で 自分を客観的に見つめる。そんな詩が
山頭火には多い。

「松はみな 枝垂れて 南無観世音」

山林独住の生活のなかで、寂しさから生まれた詩であろう。

「青葉わけてゆく 良寛さまも 行かしたろ」

毎月一回の「お香の会」である。伊達宗匠と小野沢先生
とのこの会も5年になる。休む事もなく、何時も3人での
「お香の会」は
都会の喧騒の中で疲れた体と心を癒してくれるのである。
来月は「道元」がテーマなそうだ。