【#982】 秋の夜長に

昨日の「香の会」は道元でした。
先生から、曹洞宗を開き永平寺の開祖、道元禅師の生涯の
お話を聞かせて頂いた。
道元が「只菅打坐」を悟ったその求道に、ただただ感動のみであった。

「仏となるに、いとやすきみちあり、もろもろの悪をつくらず、
 生死に著するこころなく、一切の衆生のために、あわれみふかくし、
 上をうやまい下をあわれみ、よろずをいとうこころなく、
 ねがう心なくして、こころにおもふことなく、うれふることなき
 これを仏という。」

仏になるには、悪いことせす、生死に執着せず、多くの人のために
思いやりをもってせっし、目の上の人を敬い、下の者には
慈悲の心もち、嫌なことがあっても避けて通ることなく
ねがうこころ こころにいろんな事もおもうことなく
うれうるこころもない、それが仏ですよ。

よく仏心というが、このような心の持ち主を言うのでしょね。

これは正法眼蔵の一節{生死の巻き)一行です。
宮沢賢治の「風にも負けず」の詩にしていますね。

昨日の「香の会」

聞香 「道元」
証歌 「普勘坐禅儀」
香組 一の香「軽安」伽羅
   二の香「静楽」さそら
   三の香「天真」伽羅

聞法 聞香大安楽の法門

香の後は、缶ビールとうな重で秋の夜長を語りあいました。