今日は晴れて大学院の終了式である。
過酷で凄まじい1年間であったが、終了してみると全てが
素晴らしい経験だったし、同じ経験をした本当に良き仲間ができた。
私は55歳からの挑戦であった。知力・体力・気力がすっかり
衰えている事を改めて知ることになったが、しかし団塊世代の
根性だけは若者達には負けないものがある事も知った。
私の心はまだまだ青春である。
人間の脳は使わないと衰えるが、反対に脳は使えば眠っている
脳が活発になるともいわれる。私もそれを経験した。
確かに1年前に比べると私の脳は少し活動している実感がある。
脳が少し新鮮になったし、勉強しても苦にならない。
むしろ好きになった。以前に比べると勉強する時間も多くなった。
好きな領域を勉強できることは、最大の贅沢だと思うようになった。
大学院終了後も仲間と研究会を発足させて、研究テーマを設け
毎月集まってお互いの研究成果を発表しあうことにした。
最初は参加者が数人かと思っていたら、大学院が協力して
くれることになった。参加者も多くなりそうだ。
ただ終了し学位を取得するだけではなく、後々も仲間と勉学が
できる事は素晴らしい。学問とは学んだ事が仕事や人生・社会に
役立ってこそ意味がある。役に立たない勉強は単なる知識の掻き集め
出しかない。学ぶことは人生の財産である。
昨夜も1期生の人達とあるミーティングを行ったが、多方面の
多才な人達と議論は、私の脳の活性化に大いに役立った。
今日の東京は晴天になってくれればいい。
今日をこれからの人生のスタートラインとしたい。