【#1055】 アイフル事件が教えるもの

消費者金融大手のアイフルが違法な取立てで業務停止命令を受けた。
数年前に当時の日栄の強引な取立てが社会問題になったが、
消費者金融や商工ローンのヤクザ顔負けの強引、脅迫的な取立て
後を絶たない。

違法な取立ては、本来お金を借りても返せない貸してはならない人に
貸し、返せないのを知っていて強引に脅迫しながら脅し取る。
もともと返済能力のない人に貸しているわけで、貸すときから
返済能力がない事をわかって貸している。

以前聞いた事があったが、消費者金融やヤミ金融は、返済能力ギリギリ
の人に貸して、強引な手口で取立て、保証人等からまで高利の
金利を取るというのが常套手段であるらしい。
金のある人は高利のサラ金からなどからは借りないからである。

アイフルの貸付残高は1兆5千億円。この1兆5千億円の金利が
30%近いわけだから、アイフルの金利収入は5千億円となる。
消費者金融大手5社を含め業界全体の貸付残高は
10兆円以上といわれる。皆貧乏人に高利で貸した金である。
消費者金融は貧乏人に高い金利で貸して収益を得る、昔からの
高利貸しなのである。

消費者金融のノウハウは違法な取り立ての手法にある。最近大手銀行が
消費者金融を傘下にしているが、その理由は個人の与信管理にある
などというが、実は与信管理などではない。違法な取立てノウハウ
にあるのだ。銀行がサラ金に金を貸し、個人貸しをサラ金を使って行
い、取立ては違法な手段で行なう。この手口は銀行とサラ金が一体とな
って貧乏人から金を取り立てる吸血システムなのである。

TVコマーシャルもサラ金は巧妙である。可愛いチワワのCMや、
綺麗なお嬢さんのCMで一般庶民を騙している。

日本全国何処の都市に行っても駅前の看板は全部サラ金である。
ビル自体がサラ金ビルである。TVコマーシャル、駅前の看板、
庶民はサラ金に抵抗感がなくなってきて気軽に借りてしまう。
その後ろに怖い怖い取立てがあるなど借りる時は誰も知らないのであ
る。

確かに借りたものを返すのは当然である。また返す事ができなくなった
時に取り立てにあうのは自己責任として覚悟しなければならない。

然し、脅迫的取り立てや、暴力的取立て、家族離散や自殺まで
させる取立ては社会的に問題であることは言うまでもない。

消費者金融が巨大化し膨大な利益をあげている一方で、
庶民を苦しめ自殺者までがでるのは健全な社会ではないし、責任は
行政にあると思うのである。消費者金融が国の認可事業であるのである
から、自殺者や庶民を苦しめる事があるとしたら、法律に不備がある
のであるから国に責任があると言うべきである。