【#1070】 金子みすず の詩から

金子みすず の詩が好きです。
素朴で、自然界から人間界を見ているようで。
あるときは魚になり、ある時は木々になえり、ある時は風になり。

「土」

こっつん こっつん
打たれる土は よい畠になって
よい麦を生み出だす

朝から晩まで 踏まれる土は
よい路になって 車を通します

打たれぬ土は 踏まれぬ土は 
要らない土か

いえいえ 名のない草の お宿になります

              金子みすず