中川昭一自民党政調会長が「日本でも核保有議論はあってもいいのでは
ないか」と発言したが、私も大いに賛成でる。
中国、北朝鮮（？）、ロシアと核保有国である。日本は核保有国
に包囲されているのである。その日本には非核三原則なるものがある。
日本が核兵器を持たず、作らず、持ち込ませずとの非核三原則を堅持す
ることについては、これまで佐藤内閣以来歴代の内閣により累次にわた
り明確に表明されてきた。
今までは北朝鮮が核を持っていなかったから、日本での核保有議論は
タブーであったが、北朝鮮の将軍様が「俺は核を持っている」
とか言ってついには核実験までやらかしてしまったのですから、日本に
とっては穏やかではない。北朝鮮の核の標的は日本以外にないのであ
る。
確かに日本は世界唯一の被爆国である。核の悲惨さ、核の恐怖を
体験しているわけだから、核保有論議などとんでもないという議論
もわかる。しかしアジアでは中国の軍事大国化、北朝鮮の核保有、
台湾海峡の緊張や尖閣諸島での中国と日本のエネルギー開発問題、
等以前ににもまして緊張が高まっている。
日本の今までのような謝罪外交や弱腰外交では、後数十年で中国
の属国にされてしまう。
憲法もであったが、平和憲法・平和憲法と叫んでいる間に
周辺諸国がいろいろ物騒な行動をし始めている、また世界も紛争が絶え
ず日本の国際貢献の役割も高まってきている。
核保有議論は核を持つことの議論だけではなく、なぜ核を持ってはいけ
ないかの議論でもある。大いに議論することは大事であると思うが。