「いじめ」の問題が毎日のようにテレビや新聞等で報道されて
いる。中学生や小学生のいじめによる自殺は子を持つ親には
本当にショッキングな事件である。
私はいじめの報道のあり方にちょっと疑問を持っている。
マスコミは連日のように「学校の先生の謝罪」や「教育委員会の
謝罪」、先生が遺族宅を訪れる場面を映し出し、自殺の原因の
全てが学校と教育委員会にあるがごとく映し出すし、コメンテーターが
浅い知識で「いじめ」は今の学校教育に問題あるがごとき発言を繰り返
す。国民はこのマスコミの報道でしか事実(?)を知ることができな
い。しかしマスコミの報道は本当に真実であろうか。
確かに「いじめ」を隠蔽する学校や先生、教育委員会は良くないし、重
大な責任はある。だからと言って全ての責任が学校にだけあるのだろう
か。「いじめ」は、いじめられる者がいれば、いじめる者もいるので
す。いじめられる者が自殺しなければならないほどいじめをする、また
クラス皆で特定の人を無視する。子供達はこんな事絶対に良くないこと
だと認識していないであろうが、れっきとした犯罪でもある。
いじめた子供達にそのことをしっかりと認識させなければ、いじめはな
くならない。
いじめの報道は、被害者と学校だけに目が向けられているが、いじめた
子供達、いじめた子供の親には目が向けられないのは何故だろうか。
いじめる子達のいじめの根底には、何か家庭に問題が無いのだろうか。
弱い子をいじめる、仲間はずれにする等は良くないことだと、家庭でし
っかり教えていれば、子供はいじめなどやらないものだと思うのだが。
普段から友達と仲良くすることや、弱い子に優しくしてやることなど
は、学校の先生が教えることも当然だが、家庭で教えることのほうが
より効果がある。親が子供に教える。これは最大の教育だ。また学校で
起きていることなどを家庭で聞いてやる事なども、いじめを早期に発見
することになる。
マスコミは視聴率稼ぎの三面記事的報道だけをやっているが、いじめた
子供の家庭環境や日頃の生活態度の視点から問題の本質に迫ることも
必要ではないだろうか。学校を叩くことや教師を叩くだけでは問題が解
決しない。
いじめをする子供に何が起きているのか、なぜいじめをするのか
を抉り出し、その事に学校や家庭、地域が正面から取り組むことが
事が再発防止になるのではないか。ややもするとマスコミは
学校や教師バッシングをし、いじめの問題の本質からはずれた犯人探し
に奔走する。マスコミは大いに反省すべきと思うのである。