【#1135】 旅は道ずれ

昨日は金沢の某経営研究会の講師を頼まれて金沢まで行った。
広島を午後一時の新幹線「のぞみ号」で新大阪迄行き、新大阪から
サンダーバード号に乗って一路金沢へ向かった。新大阪⇒京都⇒敦賀
⇒福井⇒金沢へと約3時間の列車の旅である。
列車は琵琶湖湖畔を通って本当は景色が良い筈だったが、あいにくの
小雨模様でねずみ色のどんよりした空に包めれて、遠くが見えない。

私の隣の席に80歳を越えるお婆さんが乗っていまして、そのお婆さん
と話をしながらの列車の旅、これが良かった。

お婆さん「昔は敦賀や福井からでも京都まで歩いていったもんだ。」
私「何時ごろの話ですか。」
お婆さん、考えて「んん昔の話さ。今は便利だよな。」
        「ところで旦那さんはどこから来た。」
私「私は広島からです」
お婆さん「そこは遠いのか。」
私「ここから3時間ぐらいかな。」

お婆さん「それ何している。」(私の携帯メール打つのを見て)
私「携帯電話から手紙を書いているんです。この手紙直ぐ遠くまで届く
  んですよ。」
お婆さん「そんな手紙あるの?」(私の携帯電話のぞきながら)

お婆さん「その本何の本」(私のひざの上にあった本を見て)
私「経営の本ですよ」
お婆さん「難しい本読んでるね」

こんな会話を交わしているうちに敦賀に着いた。
お婆さんここで下車。

お婆さん「旦那さんありがとう」

いや最近にない列車であった。旅は道ずれとはこの事を言うのだな。