【#1185】 ネットカフェ難民に思う

ネットカフェに泊まりし生活する人を「ネットカフェ難民」と言うらし
い。先日テレビで社民党の福島党首がネットカフェ難民が増えているの
は、低所得者が増えている証拠で「所得格差」の象徴であるが如く
話していた。

またTV番組でネットカフェから出てきた若者を捕まえて
「ここにどれぐらい泊まっているんですか」とインタービューする。
若者が「もうアパートがないからもう長い事泊まっています。」と応え
る。そうするとキャスターが「今この様なアパートももてない
その日暮の若者が増えています。格差社会はどんどん広がっているので
す」と結ぶ。こんなワイドショー番組を鵜呑みにして社民党あたりが
「格差社会、格差社会・・・」と騒ぎ立てる。

しかしネットカフェに寝泊りする人はどんな人が多いのだろうか。
仕事で遅くなった人、何かの事情で帰れない人、ものぐさで家に
帰るのが面倒くさい人等であって、家賃が払えなくネットカフェに
寝泊りする人は稀である。ネットカフェも結構金がかかる。本当の
貧乏人はネットカフェなどには泊まれない。本当の貧乏人は
ホームレスで公園の青いテントかベンチに泊まっている。

TVのインタビューはやらせが多いから信用などできない。皆が皆
お金がなく家賃が払えないからネットカフェに泊まっているように
報道する。それで格差社会の不公平をクローズアップさせ社会問題化
させようとする意図が見え見えである。

これに野党が便乗し政治問題に持っていこうとしているのは明白だ。
格差社会なら、政治家と国民の間は大きな「意識格差」だ。国民の
痛みや生活の現実を分からず、経済的に恵まれ地位と特権に胡坐を
かき、口先だけが「国民のための政治」を標榜するこの意識のずれは
「意識格差」のなにものでもない。

ネットカフェは本当はもっと規制されるべきだと思う。宿泊施設でもな
いのに、シャワールームはある食事の配達はある、ベットのある部屋も
あるカフェもあるとか。これはカフェではなく簡易宿泊所だ。消防法や
宿泊施設の許可や認可の対象ではないだろうか。

TV局も野党政治かもネットカフェ放浪者を「ネットカフェ難民」「格差
社会」等という前に、ネットカフェが利用者を宿泊させる事の法整備
をすべきではないか。事故や事件が起きる前に。