横綱朝青龍が夏巡業を休み怪我で入院しているはずが、故郷モンゴルで
サッカーを興じていた事がマスコミに大きく報道され、日本相撲協会を
激怒させてしまった。結果は厳しい2場所の出場停止となった。厳しい
と言えば厳しいが当然と言えば当然と言える。
横綱は角界の看板力士。古来相撲での横綱は心・技・体に優れ下位の相
手との相撲は「待った」はしない、どんな体勢でも必ず正々堂々と
立ち合う、飛んだり、意表をついた相撲はしないのが横綱である。
また力士の見本であり目標でもあり、率先して相撲道を精進し、日本の
伝統芸の相撲の発展に尽くすのが横綱である。
その横綱が相撲協会の一大イベントである地方巡業を嘘の申請で休み、
外国(モンゴル)でサッカーをしていたとは、横綱の名を汚しただけで
はなく、日本の伝統芸能(もはや相撲は国技ではない)である相撲を貶
すものであった。
横綱は力士の頂点であり、成績優秀な力士が横綱審議会の審議を経て選
ばれることになっている。その選考基準は、心・技・体が横綱の相応し
く充実いる事であるという。心と技と体、三つの要件を満たすのが横綱
の条件だ。
朝青龍は普段の相撲から「勝てばよい」が強くでて、負けた力士に追い
討ちかかけ浴びせたり、稽古で相手に怪我をさせるような喧嘩相撲して
顰蹙をかってきた。行司の勝ち名乗りを無視するような行為をしたり、
横綱としての品格にも劣る。 *
横綱は体の上に技があり、技の上に心があるといわれる。歴代の横綱を
思い返した時、日本の相撲歴史に残る名横綱と言われる人達は、この心
を一番大切にした。体が大きいだけの横綱よりも、栃の海や千代の富
士、若乃花など小さい体を技や精神(心)でカバーした横綱が、多くの
のファンを魅了した。横綱というのは、強いというだけでなく、横綱と
しての品格と責任感を備えた人であったはずです。
朝青龍に大いに反省してもらい立派な横綱として再起して欲しいもので
ある。また親代わりである高砂親方にも、横綱にとって何が大事を厳し
く教えてもらいたい。そして日本の文化や伝統、習慣の上に相撲がある
ことも。