【#1203】 心頭滅却すれば・・・

昨日に続き、この夏の残酷暑について語る。今日は35度はある。この
暑さの中近くに用事があったので歩いて行った。片道1キロ、往復2キ
ロですから歩いて30~40分ぐらいでした。確かに外は暑かった。頭
に太陽がガンガン照りつけるし、汗が雨のように一升位流れる感じだっ
たし、汗を拭いたタオルがビッショリ。この残酷暑の凄さを命がけで体
験した。でも木陰や建物の陰に入ると心地よい風が吹き、なんとも言い
がたい清涼感でした。砂漠の中のオアシスのような感じ。(砂漠に行っ
た事はないのですが・・・・。

         三伏閉門披一衲
         兼無松竹蔭房廊
         安禅不必須山水
         滅却心頭火亦涼

炎暑三伏の候に寺門を閉じ、きちんと僧衣をまとって座禅する。
この寺院には松も竹もなく、従って、部屋や廊下を暑い日ざしからさえ
ぎる何物もない。安らかに座禅するには、必ずしも山水の地に出かける
必要はない。無念無想の境地に入れば、火中にあっても涼味を感ずるも
のだ。(『中国の故事と名言』・故事辞典)

また、織田勢に武田が攻め滅ぼされた時、禅僧快川が、火をかけられた
甲斐の恵林寺山門上で、端坐焼死しようとする際に発したと言われるの
が「心頭を滅却すれば火もまた涼し」ですね。

とてもとても私のような凡人には、この暑さの中で「心頭滅却・・・」
なんて思うことも、考える事もできない。ただただ暑いでね・・・・。