「奇に驚き喜ぶは遠大の識なく、苦節独行は恒久の操にあらず」
奇に喜ぶは遠大の識なく、とは、奇抜なアイデアや派手な企画、
目先の儲け話に目が行き本来の目的を忘れ、手段だけに走っては
何事とも成功しない。何事にも本質と道理がある。目先の新しさ
に振り回され、物事の本質を見失い道理を違えてはならない。
新たな事業に取り組むにあたっては、その事業の目的(戦略)と目的
達成のための手段(戦術)を取り違えてはならない。
苦節独行は恒久の操にあらず、とは、自分が頑張れば会社が良くなる
と、朝から晩まで額に汗してガンバっている社長がいる。
部下の指導、率先垂範という美名のもとに、部下の仕事までやって
しまう経営者幹部がいる。このようなことをしていると、些細なこと
まで指示したり口出しをしてしまう。
時間がないと言っては東方西走しなければならない。苦節独行では
会社を長期的流れの中で見ていくことは出来ない。
人を生かし、部下に仕事をまかせそれをマネージメントする、
それが経営者、経営幹部の仕事である。