今、中国で製造された餃子に農薬が混入されていて、多くの人が腹痛や
嘔吐を起こしたと、日本中が大騒ぎである。無差別テロ説まででる騒ぎ
であるが、どこで農薬が混入されたのか原因が究明され、しっかりとし
た対応策がとられないと怖くて、とても中国産のものは食べられない。
中国産のものが全て悪いわけではないのに、中国産で製造された冷凍食
品がスーパーなどの店頭から全て撤去されたのは、少し過剰反応と言え
るのではないかと思う。(あの撤去された冷凍食品はどこにいったのだ
ろうか)。もっと冷静になり、同じ冷凍品でも安全なもの、安全でない
ものを詳しく消費者に説明すべきである。やたらと不安を煽るのは決し
てよくない。
昨年、日本中を騒がせて食品の偽装問題、原料の誤魔化し、賞味期限の
偽装表示、普通材料を高級材料と誤魔化したりした事件が後を絶たない
が、これらも一部企業の犯罪であって業界全体がやっているわけではな
い。それが業界全体、食品全体がそうであるように報道されるのは、業
界にとって迷惑千万であり、不用意に国民の不安を煽るだけである。
マスコミはそれで視聴率を上げるのであるが、必ずしも真実を放送して
いるとは思えない。捏造とまではいわないが、過剰報道であるとは言え
る。先日までの年金問題の報道もいつの間にか影に追いやられている。
世の中で起きる事は全て原因があるはずである。農薬混入、偽装問題も
その原因はある。中国で製造された餃子事件はその原因はまだわからな
いが、昨年起きた食品偽装などは、経営者のモラルの欠如や、消費者不
在の利益主義、ブランドに胡坐をかいた暴慢などである。決して不可抗
力や不注意からおきたものではない。全て作為的であった。人の起こし
た犯罪である。
アメリカのある経済学者がこんなことを言っている。
資本主義で企業倫理を求めるのは矛盾する行為である。なぜなら資本主
義は競争の原理であって、他人を貶めても自分が勝たなければならない
仕組みであるからだ。倫理は他への思いやりや、競争の抑制でもある。
資本主義と企業倫理は矛盾なのか、であるとすれば、資本主義とはなん
と悲しい社会システムなのか。。。。。。。。