【#1268】 クーベルタンの悲しみ

今夏に開かれる北京オリンピックの聖火リレーが始まったが、
採火式が人権団体のジャーナリストによって妨害されたが、この妨害の
原因が中国政府のチベットに対する弾圧に抗議するためのものであっ
た。中国のチベット弾圧はテレビや新聞を通して我々も知るところだ
が、民衆だけではなく僧侶までもがこの弾圧に抗議し暴動に参加し
多くの死者を出している。それだけ中国のチベット弾圧はひどいものだ
と言うことをものがったている。

近代オリンピックの聖火リレーは、ベルリンオリンピックから始まった
と言われる。聖火は神聖なものだし平和の象徴でもある。またオリンピ
ックが平和の祭典として世界の国々の人々の関心と期待を呼び、4年に
1回開催される。近代オリンピックは、フランスのピエール・ド・クー
ベルタン男爵によって提唱され、1896年のアテネオリンピックへの開催
へとつながった。クーベルタンの有名な言葉に「オリンピックは、参加
することに意義がある。」があります。オリンピックは世界の平和の祭
典なんですね。

オリンピックは「政治に影響されい」と言うが、実は政治そのものであ
ると言う人も多い。何時も国力誇示の象徴になって純粋なスポーツの祭
典とはいえないのです。

報道管制を敷き、チベット問題をひたすら国民に隠す中国には、言論の
自由、報道の自由などない。全て権力者の都合の良いことだけを流す国
に、平和の祭典であるオリンピックは相応しいのだろうか。

わが国首相、福田総理はチベット問題に一言もふれない。中国に媚る福
田政権はこのことで一言も言えないのだ。来月26日に日本にも聖火がく
るが、日本政府のチベット問題に対する明確な意思表示をしてほしいも
のだ。

近代オリンピックの理想を掲げたアテネで第一回オリンピック開催した
ピエール・ド・クーベルタン男爵も、今のオリンピックを見たなら憂れ
悲しむ事であろう。