【#1270】 中国と北京オリンピック

北京オリンピックに向けて中国政府の、人権弾圧は一層酷くなっている
と報道されている。特にチベットでの騒乱に治安当局の武力鎮圧は、民
族浄化的人権侵害であり深刻を増していると言う。

平和の祭典オリンピックを中国は、なんとしても成功裡に終わらせたい
。そのためにはオリンピック反対や国内の抗議行動、民主化運動を、た
とえ武力を使っても抑え込まなければならない。中国は1989年の民主化
運動を武力で鎮圧した天安事件もある。中国は国内の民主化運動を武力
で鎮圧することは決して稀なことではない。

中国のチベットに対する弾圧に対して国際世論は日増しに大きくなって
いるし、オリンピック開会式に各国首脳の不参加も多くなっている。
特に人権侵害や弾圧には毅然とした姿勢をとっている欧州は不参加が多
い。アメリカ下院もブッシュ大統領に不参加圧力をかけていると言われ
る。日本も天皇陛下の欠席が決まったようだが、当然と言える。

オリンピックは今までもしばしば政治的な影響でボイコットされたり
不参加が多かったりした大会があった。
1980年のモスクワ大会。(ソ連のアフガニスタン侵攻で西側諸国がボイ
コットした)1984年のロスアンゼルス大会はモスクワ大会の報復で、
今度は東側諸国の有力選手が不参加であった。

日本政府、福田首相はチベット問題にコメントできずだ、態度曖昧だ。
それと世界の人権団体がチベット問題で中国政府を批判したり
抗議したりしているが、日本の人権団体、平和団体の声が聞こえてこな
いな。北朝鮮の核問題や拉致問題に対しても日本の人権団体や平和団
体、民主化運動家たちの声はなかった。

「スポーツを行うことは人権のひとつである」(オリンピズムの根本原
則)なそうである。

中国政府はチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の対話呼びかけ
に応じ、平和裏に解決すべきと思う。

中国、北朝鮮は人権も国際世論もあったものではない。一党独裁を守る
ためなら何でもする国である。本当に困った国だ。