【#1287】 しっかりしろ日本

政治というものは本来国民の為にあるものである事は、小学生でも
分かっている。国家公務員や地方公務員も国民、市民の為に働く
ものと思っている。それは政治家も公務員も給料は全て国民の税金で
支払われているからであるし、国民の為に働く公務員だから、国民が納
税した税金で給料が払われるのは当然であるが、しかし国民の納得のい
かない税金の使われ方に憤りを感じる人は少なくないだろう。

公務員の天下りなどもそのひとつだ。私の知り合いの人は県庁の部長ク
ラスの役人で、数年前に定年退職した。多額の(民間からすれば桁違い
といった方が良いかもしれない)退職金をもらって退職し、その後は全
く職種の違う県の外郭団体の理事長に就任している。天下りの典型のよ
うな人生を歩んでいる。又ここで数年働いて多額の退職金をもらって
、別の団体のTOPに就任するのだろう。

防衛庁の守屋次官のような悪徳官僚もいる。納入業者に高い値段で
納入させ、その見返りに多額の接待や金品をもらう。これも詰る所国民
の血税である。言語道断だがこんなことは官僚の世界で当たり前のよう
である。知らぬは国民ばかり。

役人というものは明治以来というか、それ以前から悪徳なのだ。国民か
ら税金を取りたて私服を肥やす、金がなくなるとまた税金を上げる
というパターンは、近代国家になった現代でもその構造は変わらない。

今、消費税の値上げもそうだ。行政改革、公務員改革はせず行政コスト
がかかり過ぎ、国家が赤字だからと消費税を上げる議論だけが先行して
いる。

消費税議論の前に、行政コスト、公務員改革、歳出の見直し、要らない
道路は作らないなどを徹底して議論し、実行してもらいたいものだ。
政治家は自らの利権を守ることだけが政策となり、国家国民の為に
一身をささげる高い志など微塵にも見られない。

よくテレビのバラエティー番組に出てバカな話をしている議員がいる
が、止めてもらいたいものだ。あのような議員がアホに見えてしょうが
ないし、政治家のレベルの低さをさらけ出しているようなものだ。議員
会館にでも閉じこもって国民の為に真剣に政策を勉強してもらいたいも
のだ。