ある大学の教授が書いた「社長学」なるものの本を読んだ。なかなか
良いことが書いてあるし、なるほどと納得する部分もあった。しかし
何か物足りない、説得力に欠ける。事例も良いし理論的に正しい、
でも何か足りないなと思いながら読んでいた。
そうだ、この人は経営学や経営の研究論文は書けても、経営の実際は書
けないないのだと気づいたのは、本の途中まで読んだ時だった。この著
者に経営のリアリティーが無いのは体験、経験、実際を行っていないか
らなのだ。経営は本に書いてあるように行かないし、理論的に行くこと
もない。経営は時間という連続性の中の非連続的な出来事を処理して
行く事である。この非連続は一見連続のように見えるが、よく見るとす
べて異なる事象の連続であることに気づく。だから経営者の経験と勘が
ものをいう世界であり、また経験と勘が通用しない事も多いのである。
ま~あ、経営者は未来を展望する先見性と時代を読む洞察力、現実を分
析しそれを受け止め対処する現実直視分析力を持つことだ。特に現実直
視力は大事だな。自社の現状(人、もの、金、問題、課題・・・・)を
直視し状況を把握し判断し対処する、
まさに経営の現実だ・・・・・・・・。
政治評論家は政治家ではないし、経済評論家は経営者ではない。経営コ
ンサルタントはコンサルタントであって経営者でない。政治の現実は政
治家が体験していることであり、経営の大変さは経営者が日常経験して
いる現実である。松下幸之助は言っている様に「経営者は苦労を楽しむ
ようにならなければならない」と、
毎日多くの経営者にお会いするが、みな元気がいいな。たぶん人には
言えない、いろいろな思いを持ちながら・・・・・・