【#1338】 麻生さん、頑張ってください。

政府の追加経済対策が発表されたが、効果のある実行を早くしてもらい
たいものである。金融機関への公的資金の注入や、銀行の保有株式の取
得機構による株式の買取り再開や、銀行の自己資本比率規制の強化な
ど、先のバブル崩壊の教訓から早期に金融機関への対策をとったのだと
思うが、しかし今金融機関の貸し渋りや貸し剥がし中小企業にとっては
深刻な問題である。金融機関を健全にすることは中小企業への貸し渋り
や貸し剥がし対策にあるのだろうが、中小企業は今日明日の資金繰りに
窮しているのだ。政府は中小企業に対して早期に実効性が上がる目に見
える対策を示して欲しいものである。

2兆円の定額給付金は本当に景気浮揚、生活者対策になるのだろうか。
子供にお小遣いをやるようなもので、ムダに使われるか貯金に回ってし
まうだけである。選挙対策、低迷する内閣支持率アップを目的としたバ
ラマキ予算といわれてもしょうがない。竹下登内閣が行った政策のひと
つに、1988年から1989年にかけて、全国の市区町村に対し1億円を交付
した事があった。あれも何の効果もなく税金のムダ使いになっただけで
あった。

3年後に消費税に上げるという事の宣言をされたが、消費税を上げる事
は反対ではないが、行政のムダ使いや役所の非効率を改革して、それか
らにしてもらいたいものだ。昔からいろいろ問題になっている行政のム
ダや役所の非効率は、どの政府も「改革」しなければならないという
が、役人の抵抗で一向に進まない。役人の既得権益への執着と議員達の
利権と絡み政府も国会議員も真剣にやろうとしない。この行政の高コス
ト体質を改革しないで消費税アップだけが一人歩きするようでは、国民
猛反発にあうだろう。

国民も今度の選挙でどの党が役所の体質をぶち壊す事ができるかを見極
めて投票するとよいのではないか。

麻生さん頑張ってください。国民のため、中小企業のために。