【#1345】 軽々しい政治判断

田母神前航空幕僚長の論文問題に端を発して防衛省の防衛監査本部は
、監査に乗り出したというが、論文などの個人の思想信条にかかわる事
まで監査の対象にするとは、やりすぎではないかと思うしだいだ。

確かにあの論文は空幕僚長の立場で発表したことは問題が残るかもしれ
ないが、内容的には歴史的史実と検証によって書かれており、過ちのあ
るものではない。日本の国益に反するものでもない。日本人としても失
った歴史観を呼び戻すにふさわしい論文であると思う。

自衛官も日本国民であり日本国憲法で保障された「基本的人権」や「思
想信条の自由」「表現の自由」「内心の自由」がはある。国家公務員と
して職務上知りえたことや職務中に書くことは問題であるが、個人とし
ての日頃からの研究や思うところを書いて、個人の名の下に発表するこ
とは許されるはずだ。それが省内」であろうが民間であろうがよいはず
である。これを問題視し規制するのであれば、国家公務員には思想信条
や表現の自由、内心の自由はなくなることである。

今回の論文がどのような経緯で書かれたはわからないが、少なくても職
務上知りえたような機密や特別な内容ではなかった。また職務中に書か
れたとは考えにくい。

防衛大臣、あの浜幸(浜田幸一)の息子の浜田靖一大臣の政治判断で
監査を行うことになったというが、余りに軽々した政治判断とい言えな
いだろうか。