【#1372】 儒教と経営

大前研一氏がマネジメントヒストリーの中でこんな事を言っている。

「日本の経営思想には長幼、清貧、和を旨とする儒教的な価値観も根強
い。その典型がボトムアップ式の御神輿経営である。だが企業は儒教的
な「家」ではなく戦闘集団である。その目的はあくまで長期的利益の追
求であり、そのためにこそ戦わなければならない。それ故に儒教的経営
手法では組織を運営しきれるものではない」と・・・・・

なるほどな・・でも儒教的思想の経営であったなら今日のバブル崩壊や
や金融資本主義、金融不況など無かったし、リーマン、嘗てのライブド
アだって倒産しなかったと思うのだが。

儒教の教えの基本は、五常(仁、義、礼、智、信)という徳性を拡充す
ることにより五倫(父子、君臣、夫婦、長幼、朋友)関係を維持するこ
とを教えている。アメリカのビック企業や日本の金融企業の経営者や政
治家に儒教思想があったら金融資本主義や市場原理主義、新自由主義な
どによって世界経済が崩壊することが無かったと思う。競争の経済社会
にあってもなんらかの秩序が保たれたであろう。

日本企業の経営思想に儒教的価値観のあることは良いことだし大切に
すべきものだと思う。今日の雇用不安も儒教的思想の経営で最小限に食
い止めてもらいたいものである。