新たな宣言
私も60歳になる。還暦だ。人生の半分かな(精神的だが)。
赤いちゃんちゃんこを着るらしいが私はそんなことなどはしないね。
ただ人生を振り返えり新たにこれか如何に生きるかを考える良い機会で
あると思っている。
戦後生まれの団塊の世代が還暦になるということは、これからの日本は
老人が多くなることだ。若い人が一人で3人の老人を支えなければなら
ない時代が来る。
若い世代に迷惑をかけないためにも、我々は年老いても自立できるよう
に、心の準備や健康管理をしておかなければならないと思う。また生き
甲斐になるものを持っておかなければならない。
私はこの還暦を自分の人生の次の段階への通過点として、あることにチ
ャレンジすることを宣言する。
この4月よりK大学の通信教育課程に入学して勉強します。今日その入
学申請書類を出してきた。今まで60年歩んできた人生をもう一度ここで
整理しておこうと思う。人生の中間棚卸しをしておこうと思うのであ
る。卒業できるかどうかはわからないが、挑戦する自分が好きだし、こ
の挑戦を仕事のエネルギーにしたい。また生きる糧にしたいと思うので
ある。
この大学の通信教育課程やりながらだが、以前学んだ大学院の科目履修
もやろうと思い、今日履修の届けをしてきた。
「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし。」
私が18の時父が1通の手紙をくれたガその中に入っていたのは次の言葉
だった。
少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢
階前の梧葉(ごよう)已(すで)に秋声
いまそんな気持ちでこの還暦を迎えている。