ようやく夏らしい照り付けるような日差しになった。数日前まで夜は肌
寒いくらいの時もあり、夏は来るのだろうかと思ったほどだった。
今週末から慶大の通信教育のスクーリングが始まる。40年ぶりの大学で
の授業を受けることになるが、授業についていけるか不安が無いでもな
い。4年前、金沢工業大学大学院で勉学の厳しさを体験しているから、
今回も何とかなるだろうという希望的観測を持っているのだが、ただあ
の時はまだ55歳だった。今はもう60歳である。還暦からの大学の授業は
少し厳しいものがあるかもしれない。
通信教育での勉学は通学生よりも大変なものがある。何より大変なのは
自己管理である。毎日すこしの時間でも勉強しようとする強い意志と、
それを実行する実行力がないと、通信教育はなかなか続かないものであ
る。仕事で多忙な中に勉強する時間を作り出し、たとえ疲れて眠くなろ
うと、暑い中で一杯のビールを勧められても我慢する自己管理ができな
ければならない。(私はなかなかできていないのだが)
今回のスクーリングは,前半8日間(8月8日~15日)は毎日3時間の「経
済原論」である。ある程度の予習はしたが、あまり頭には入っていな
い。歳のせいか記憶力が減退しているのだ。ただ人生を長くやっている
ので、経験的知識はあるので少しはわかるのではないかと、自分に言い
聞かせている。
後半は8月18日~25日まで、やはり毎日3時間の授業で「新日本経済史」
である。これも予習をしたが、いっこうに頭に入らない。ただ活字を追
った読書で勉強じゃないと、自分で自分を笑った。だがそれでも勉強は
面白いものである。勉強しているといろいろな事に興味が引かれるし、
解らないながらも何かワクワクするのである。何がワクワクするのか自
分でも分からない時があるが、たぶん、解からないながらも、もっと深
く知りたいという興味と、今知っておかないと、この先もう勉強すると
きがなくなるのではないかという、先の短い人生の不安が交差して、心
を駆り立てて、ワクワクさせるのだろう。
私は、人生で一番の道楽は「学問」であると思う。道楽とは、「道を楽
しむ」事であって、ただの遊びではない。自分の知りたい分野を研究、
探求する事は楽しいことだ。私などは「道」=「極める」事は到底無理
だが、ただ少しずつ勉強しながら何かを知っていく事は、自分が自分で
ある事に最も満足できる時であると思っている。
8月8日から又私の青春が始まる。