毎週二回のスクーリングにも慣れてきた。夕方18:10~20:20までの授業
ですが、毎週となると時間を作るのはなかなか厳しいものはあるが、授
業の内容は結構楽しいものだ。社会人を何十年もやっていると、先生の
講義内容でわかりきったことも多々あるが、しかし授業として聞くと新
鮮である。同期生も私のような年配者(私は還暦だが)から20代の若
い人までいる。仕事を終えてから勉強にしているのだから疲れて居眠り
をする人がいるかなと、周りをみるが皆さん真剣で誰も居眠りなどして
いるものはいない。
人間は、「志」や「目標」「目的」を持って取り組んでいるときは、一
番活き活きしているものである。その「志」「目標」「目的」は各人に
よっていろいろあるだろう。小さい志の人もいるだろうし、途轍もない
大きな「目標」を持っている人もいるだろう。生きている目的を明確に
している人もいるだろう。どんな小さい志でもいい。人から見たらアホ
かといわれるような目標でもいい。つまらない目的といわれてもいい、
志や目標、目的は小さいか大きいかの問題ではない。持っているか持っ
ていないかが問題なのだ。持っていればいつかは志は実現し、目標は達
成するであろう。もっていなければ何も叶わないのである。
授業のあと、台風一過できれいになった夜空を見ながら歩いて帰ってき
たが、東京の空でも月がきれいだった。午前中の暴風雨はうそのようで
した。
民主党の「ムダを無くす」で、補正予算を削るのはよいが、一見無駄に
見えるの中にも、大きな効果をもたらす事もあるものだ。ムダを省き3
兆円を生み出すこともいいが、国全体の経済を縮小させねばよいがと心
配する。公共工事を削る、補助金を削る、雇用対策費を削る、何でも
「ムダをなくす」の大義のもとに財政を縮小しては、企業業績は悪化し
倒産や失業者の増大を招かねばよいと思うのだが・・・・
アメリカの老齢な経済学者、サミュエルソンは「日本は今こそ財政支出
を拡大させ、成長戦略を描くべきだ」といった内容の論文が、数週間前
に新聞に載っていたが、今日本政府がやろうとしているのは、この論文
とは逆の事である。民主党の経済政策・成長戦略は未だに見えてこな
い。