【#1467】 事業仕分けの意義と効果

民主党が行っている事業仕分けの第二段が終わったが、第一回の時と同
様に行政の無駄・税金に無駄使いが国民の目の前で議論された事は良い
事であった。今まで国の予算の配分は密室で決められ、どのように執行
されたは国民の目にはさっぱり分からなかったのが、氷山の一角ではあ
るが明らかにされたことは、民主国家の一片を証明されたようなもので
ある。それにしても日本は「役人国家」である。

官僚は、監督官庁の支配下(予算紐付き)にある企業や団体に天下り、
そこに監督官庁から仕事の発注や補助金を出し、天下った役人の高額給
料や退職金とする構造である。
事業仕分けはその中身にメスを入れたのである。まだまだ一部ではある
がこの構造にメスをいれ、国民の目には曝した事で、国民の税意識向上
と税金の無駄使いの実態を知えたことの意義は大きい。

そもそも事業仕分けは、国や自治体の行政サービスについて、予算事業
一つひとつについて、そもそもその事業が必要かどうか、必要だとする
とその事業が官でやるべきなのか民間でやるべきなのかとか、また国が
やるべき事業なのか、地方がやるべき事業なのかを議論し、最終的に仕
分け人の多数決できめて、政府の予算編成に活かすものである。事業仕
分けは法的拘束力はないが、国民の目の前でやることで国民の支持を得
られれば、間接的ではあるが、予算編成は国民の監視の下に行われるよ
うなものであって、その効果は大きいものがあるのではないかと思う。

そもそも税金は、国家や地方公共団体の財や行政サービスに必要な財源
のために徴収されるものである。租税制度は、民主国家において国家の
維持に必要なコストを、主権者たる国民が共同して負担するための制度
であって、官僚の私服を肥やすためのものや、既得権益確保のためにあ
ってはならないものである。

官僚はこの様な租税制度の根拠も忘れ、国民から血税を集め、その一部
を権力と権益を振りかざし、自分と自分の仲間の私服を肥やすために悪
用するとは、国民を愚弄するものである。

中国の諺に「金持ちになりたかったら役人になりなさい。」というのが
あるそうだが、日本は中国と同じような「役人国家」なのである。