【#1475】 古い記事ですが

12年前のことですが、お客様に「経営ワンポイントセミナー」という小
記事を書いて送っていたことがありました。いまの「船中八策」の前で
すね。その経営ワンポイントセミナーで書いたものをここに載せてみま
した。

「蘆らずんば胡ぞ獲ん、為さずんば胡ぞならん」

慮らずんば胡ぞ獲ん。
いろいろな書物を読んでも空読みをしたり、どんなに良い役に立つ話を
聞いてもその話を上の空で聞いては何の役にも身につかない。本当に自
分のものとして役立たせる為には、その内容の一つ一つを自分の脳味噌
で考え、自分の考えに置き換えて見る事が大切であるという意味の故事
です。私たちの周りには多くの情報があります。またいろいろな人の話
を聞く機会も多くあります。ややもするとその情報に惑わされ判断に困
ったり、ハウツーの流されたりしやすいものです。
多くの情報や、自分で得た知識は一旦自分の思考回路を通して考えると
その情報は自分のものになるものです。

為さずんば胡ぞならん。
「有言不実行」では、折角の情報も知識も宝の持ち腐れになって何の役
にも立たないということを教えてくれております。「考えることは誰で
もできる。でも実行は難しい」と言われるように、実行はなかなか難し
いものである。それ故に何事も実行する事は価値のあるものです。経営
者の勉強会やセミナーは参加する事に意義があるのではなく、そこで得
たものを自らの経営で実践してこそ意義のあるものです。
 今日の様に情報過多の時代、その情報の選択は自ら行い実行し、その
成果を着実に出すことが大切であると思います。
(平成7年2月)